Hayato

OVER DRIVEのHayatoのレビュー・感想・評価

OVER DRIVE(2018年製作の映画)
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モータースポーツは青春だなあ…。メカニックの視点とドライバーの視点、異なるアプローチでコンマ1秒を削るという同じ方向を向く。思いがぶつかることもたくさんあるが、全てが合致してはじめてOver Drive、全力のアタックができるんだなと思う。全力で気持ちよくアタックができることって、あらゆる人の思いや試行錯誤の積み重ねで、クルマが走る姿はその全ての積み重ねを見ていることなんだなと思った。

夜通しクルマを直すメカニックって本当に間に合わせたらものすごい達成感がありそう。全力で仲間と修復を終わらせるのも、どこか究極の青春を感じる。そして、未完成のパーツを実戦で仕上げていくのがラリーというカッコいい言葉があったけど、メカニックも、守るだけでなく勝つために攻めてるんだなっていう当たり前のことに気づいた気がする。

走行シーンもかっこよくて、首都高を封鎖したラリーの国内戦のシーンも、そもそもそんな発想すらなかったから夢があってワクワクした。
来週末は何十年も前から議論されてきた公道レースが日本で初めて行われる。首都高でラリーカーが走るのもいつか夢ではなくなるかも。
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