ゾロ

ビール・ストリートの恋人たちのゾロのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・ボールドウィン原作映画

題名通り恋人のストーリーと
黒人差別の問題が題材の作品

恋人同士が連れ添い歩いている
最初のシーンが印象的
黄色と青の衣装が
上着とインナーでそれぞれ
互いになっていて
未来が明るい二人に見える

でも、ナレーションでは
『こういう風にあいたくなかった・・』
そして、口づけの瞬間に
『壁越しに』と続いて
画面が拘置所に変わる

急な場面展開により、
一歩先に何が起こるか?
解らない不安感を感じる
演出は良かった

しかし、二人の出会いや馴れ初めが
中盤まで続き、何故、拘置所に
入っているか?なかなか解らない

敢えてそうした演出なのだろうけど
中だるみしてしまった

それでも、母親がレイプされた
女性にプエルトリコに会いに行く
所は力が入って応援したくなる

出産までに出所させることを
目標にしていたが、間に合わず
最期には子供もだいぶ大きくなっていた

弁護士の話があったのに
拘留後の理不尽な事や
裁判などの経緯が表現されない為
最期はあまり感情移入できなかった
ゾロ

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