このレビューはネタバレを含みます
モブモブしてた大学生活だいたい4人でつるんでたんすけど、他の3人がぼくをハブって観に行った映画です。数年後に知って涙涙でした。それでも全てを愛し、全てを許そう。
年末に帰省した時、地元のTSUTAYAで大量に売られてる中古DVDの山からこれを発掘したんで即買い。TSUTAYAが消えてくの寂しいぜ〜とか思うけど、めちゃめちゃストリーミング使ってるぼくみたいな奴のせいですね。そこのTSUTAYAでは、カードゲームコーナーがどんどんレンタルエリアを侵食してってます。
脚本素晴らしすぎるし、人物の描き方が天才すぎる。誰も完全な善人ではないし、完全な悪人でもない。観客が寄り添えるようなかたちでミルドレッドが描かれるわけではないとこもいい。
当たり前だけど、環境とかタイミングとかの偶然性によって、世界も人も行く先が大きく変わるよな。
「ここで終わったら完璧じゃね」って思った瞬間に終わったので、1人スタンディングオベーション。しばらくの間、グルグルと頭の中に残る映画。
なぜか "The Place Beyond the Pines" を思い出した。