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スリー・ビルボードのstshのネタバレレビュー・内容・結末

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

被害者遺族の物語ととある警官の成長の物語。被害者遺族の悲しみは理解されにくい。時にはそれが突飛な行動に出てしまう。でも被害者遺族のすることが必ずしも正義ではないし、勘違いもある。暴力主義者の警官は成長を通じて、その怒りと悲しみを共有することとなった。上司警官の死は、彼を被害者遺族と同じ立場に立たせるための仕掛けである。上司は癌のみではなく、被害者遺族の怒りに殺されたとも言える。警官は当初怒りをあらわにするが、様々な優しさに触れて、他人の悲しみも理解できるようになる。
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