娘をある事件で失った母親は捜査が一向に進展しない事を不服とし、使われていない3つの看板に〝あるメッセージ〟を広告として出す事に。すると事態は少しずつ動き出し…といった話。
想像通り重たい作品だった。
きっと主人公は娘を失った瞬間からなにかの〝タガ〟が外れてしまったんだろう。
署長は主人公の行動により多少の影響はあったんだろうけど、家族のことを考えてあのような決意をしたのかと。
絵に描いたような悪徳警察官のディクソンは後半の働きがあったにせよ、許されるべき人物ではない。
ラストに主人公の選択した行動、それにどんな意味があるのか。〝鬱憤〟を吐き出したいだけなのか、捻じ曲がった正義となってしまったのか。
いずれにしても今作が娘の事件を解決するまでを描いた作品ではなかった。