ジーハ

ダンボのジーハのレビュー・感想・評価

ダンボ(2019年製作の映画)
3.7
冒頭〜スマイルフェイスの蒸気機関車が登場した時点でもう、、ワクワクが止まりませんでした。今回はバートン監督のダークサイドではなく、ライトサイドのほうの作品★

「頑張れダンボ!きみならできる!!!」

ダンボ誕生からラストまで…親心のような気持ちにならざるを得ない…応援しっぱなしの手に汗握る二時間(笑)…そして、不器用なダンボのフライングシーンには、何度となく鳥肌と涙のセットで襲われた…(笑)
困難だらけの環境でのダンボの成長と母親への想い。家族の大切さや仲間との絆。大人が忘れていた何かにそっと触れられた気持ちになる。

そんなお話が月並みと言う人も多いと思うけど、それを倍にして返してくれるのが、やはりバートン監督が作り出すノスタルジックかつカラフルで温かな独特の映像美だと思う。大スクリーンに映し出されるあの絶妙な色彩のバランス感覚に、いつもそれだけでため息がでるほど感動してしまう。どんなAIや最新技術を使っていても、彼の映像には温かい血が通ってるように感じるんです。

こんなに素晴らしいものを魅せてくれるのに、ここ最近、彼の作品がなんだか子供向けの扱いになっている風潮が少し残念。字幕版の上映館と時間が、吹き替えに比べると極めて少ないし、今回も字幕版を観れる時間と劇場にも制限もあったり(犬が島の時もそうだったな)。もちろん子供からお年寄りまで多くの人に観てほしいけど、、やっぱり吹き替えでの声優さんの力量ではなく、俳優さんの演技の力で作品を感じたい。

映画の中のドリームランドは無くなってしまったけど、バートンファンの自分には彼の作品がドリームランド。彼が作品を作り続ける限り、またどんな世界に連れていってもらえるのか?今も次への期待感と楽しみしかない★

あと、エヴァ・グリーンてこんなキレイだっけ
!!?美しい人は素顔に近いほどそれが際立つわけですね。改めて納得。
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