ジーハ

ボーはおそれているのジーハのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

今回のアリ・アスター、
3時間ございます。

なので朝9:30初演の部で鑑賞。

ママに会いに行かなきゃ…

で、序盤から始まる…
矢継ぎ早にボーに降りかかる
非日常で理不尽な災難。。
(ツッコミどころ多々あり笑)

どうやらボーの住む街は、
イカれた人しかいないらしい…。
最初にそれは認知できた。

アパートに戻るのも、
コンビニで水買うのも命がけ。

命からがらアパートに戻ると部屋
の前に死体が転がってる。

バスタブに浸かり、ふと、上を見ると…
見知らぬ男が天井に張りついている。
(そりゃ、心臓止まるほど驚くよ、、)
男と揉め全裸でアパートを飛び出す。
びっくりした警官に発砲されフルチン逃走。
…あげくに車に轢かれてしまうボー。

これがずーっと続く3時間。

…アリ・アスター。
この人、やっぱり変態だな。。
(鬼才ともいう!笑)

「ミッドサマー」もそうだったけど、
美しく穏やかな画(シーン)ほど、
彼の作品では絶対安心しちゃダメ。
そこからの転落レベルがスゴイし、
それこそ、その展開が予測不可能。
あと、笑顔で近づいてくる人、
全員ヤバい(笑)

ボーの災難は夢でなく現実設定(たぶん)
マジであり得ない事だらけ。
でも、親と子を体験した人だったら、
ボーと母親の発言や感情…どちらか
の立場で腑に落ちたり、共感できたり…

で、ふとした時、この人たちと観てる自分
との共鳴トンネルが開通する瞬間があって…
そんな自分に何度かゾッとした。

あげくに…ママの逆鱗に触れちゃっ
たら公開裁判。

気持ちがしんどい時に観ると、
精神的に病んじゃうかも。

もし私がボーなら…
頭おかしくなっちゃって、
冒頭30分で死ぬ…笑

お薦めはしませんけど、
観てみる価値あり、だと
私は思います(笑)

観終わったあと、最悪・最高、
わかる、わからない…
どう感じるかは?
あなた次第。
ジーハ

ジーハ