もこもも

ガーンジー島の読書会の秘密のもこもものレビュー・感想・評価

3.9
作家のジュリエットが1冊の本をきっかけに離れた島の人々と繋がる姿を描いた作品

読書することの楽しさ、
人と繋がることの温もり、
ガーンジー島の美しい景色、
そしてジュリエットとドーシーの
素朴で温かい愛が胸に響く素敵な作品
ガーンジー島の自然の景色が美しすぎるし
上品で穏やかな空気に心癒された

ラストの展開が素敵
島から帰ってきたジュリエットが
担当編集者で昔からの友人の
シドニーに励まされながら
島の話を書き出すシーンとか、
マークへの気持ちに気付いて
お別れするシーンとか、
ラストドーシーと再会した時に、
自分からプロポーズするシーンとか
どれも素敵で胸が熱くなった

「本には帰巣本能がある」

ジュリエットとドーシーの
文通のやり取りから素敵やった
ポテトピールパイの会のきっかけになる
みんなで豚肉を食べるシーンも大好き
ガーンジー島を訪れて、人と関わって、
エリザベスのことを知っていったことで、
ジュリエットが変化していく姿に心温まる

「あなたは最後のパンをくれる人
 だから託すの」

キットの両親は2人とも良い人やのに
悲しい結末を迎えてしまって
それは心苦しかったけど
ジュリエットとドーシーが結ばれる
ラストの展開には嬉しかったし感動した
語りだけで読書会の様子を切り取った
エンドロールも素敵やったな
もこもも

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