きういさん

ワンダーウーマン 1984のきういさんのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

がちゃがちゃのめちゃめちゃのはちゃめちゃで、
詰め込みすぎだし尺が長い……なのにアクションが超絶イマイチで、何でサーカスしてるのかわからん。

ガルガドットは美しい。素敵。
この映画で良かったのはただそれだけ。

全体的にそれいる??他にやることありませんか?と感じてしまうシーンが多かった。

ワンダーウーマンも一人の女性で恋もする、それは良いのだけれど、いかんせんそこの描き方がストーリーの主軸となる事件から大きく外れているもんで、寄り道感が拭えない。

クリスパインの復活も、ワンダーウーマンを成長させるファクターとしては有りだと思うが、あまりにもご都合的すぎる。

エンジニア君の体なのに、彼の人生無視しすぎで、さらりと触れる程度。
いくらなんでも悩みや葛藤が無さすぎてがっかり。ヒーローにこんな役回りをさせないで欲しかった…

真実から目を背ける、その成長を描くにもいくらなんでも気にしなさすぎだと思うし、わかっててもそれで一緒に戦地に行っちゃうとかもう理解できなくて、愛とかなんとかどうでも良くなるレベルでした。

他人の体で恋人復活したけど、私から見たらカレにしか見えないから死ぬかもしれない戦場にも一緒に行くってもう、ヒーロー映画なんだからやめてよと……

そのおかげでクリスパインとの掛け合いは全て興醒め。重みを感じられなかった。

ヒーロー映画なので、己の弱さを乗り越える話にするならしっかりやって欲しかったな。

あと、ヴィランの強さや、悪行のインフレ化はあると思うけど、あそこまでやらせたらやり過ぎじゃないかな。

願いを取り消すって、それで収まるレベルじゃないでしょう……

強大な敵ってのは、スケールがでかいことすりゃいいってもんじゃないと思う。

悪行云々以前に、行動に強力な信念があるからこそ強いのであって、全世界巻き込むレベルのこたやるから強いってのはちょっとなぁ。

しかも取り消して解決するってのはなぁ。
薄っぺらいよなぁ…..

フィクションとはいえ滅茶苦茶すぎるよ……

とにかくがっかりだったし、カッコいいワンダーウーマンを見にきただけにショックでした。
きういさん

きういさん