風来坊

ワンダーウーマン 1984の風来坊のレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
3.5
生意気そうな感じを買ったのでしょうが、まず子役が可愛くなくてガッカリ…。あの子が大人になってあんな美女になるとはちょっと思えない(笑)
80年代の雰囲気は良く出せていたなぁと思います。この辺は流石に大作映画で予算の潤沢さが出てます。

見た目の華やかさとは裏腹に過去を引きずり暗い影を落とすダイアナ。
地味で華やかさとはかけ離れていて、ダイアナの見た目だけに憧れるバーバラ。そんな女性同士の嫉妬心だったりを中心に据えてダイアナの戦いを描いていて、女神ではあるが人間臭さは感じ身近に思うがどうも辛気臭い(笑)

いや1回だけとしてもそんな願いをホイホイ叶えちゃう石あったら今までにも相当な問題になってそうなんですけど…。
一応の説明はあるけど、それだけで終わらない気がしますね。
これしか話の広げようが無かったのかも知れないですが、続編でいきなりスティーブを出しちゃうのは浅はかだなぁとゲンナリ…。

前作がとても熱く切ない物語だったのに比べると、本作は何だか薄っぺらく感じてしまうところ…。
前作はアクションとドラマのバランスが非常に良い塩梅だったのですが、本作は終盤まではドラマ部分に力を入れている印象。バランスが悪く中盤までどうしても退屈に感じてしまいます…。

それでも女性同士の戦いはお互いの感情のぶつかり合いで面白い。
スティーブのタイムスリップ感と飛行機オタク健在の演出も良かった。
大作映画だけに映像は素晴らしい物があります。特に花火のシーンは幻想的でしたね。

なんだかんだ言ってもスティーブとの共闘はやっぱり良い。
超人パワーゴリ押しの大迫力のアクションは健在で面白い。前作よりは数が少ないのは残念。前作はガンガン流していたあのテーマ曲も今回は少なくてテンションが上がらなかった。

悪しき神の仕業で代償とか言う割には、願いを簡単に取り消せたりとツッコミどころは多い…。
やはり前作の派手さと熱さと切なさを超える事は出来なかったですが、相変わらずガル・ガドットさんは美しいですし、更に聖闘士星矢の黄金聖闘士みたいな感じは神々しくて美しさが際立っていて楽しめました。

まとめの一言
「もしも願いが叶うなら〜♪」
風来坊

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