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ワンダーウーマン 1984のHope3000のネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

2020年最後の映画。
ついに…!コロナ発生後から10ヶ月ぶり、久々の映画館での鑑賞です!母親と行ってきました。
恋しかったよ、映画館…涙

席が一つずつ交互に空けてある!単純に驚きました。
そして意外にもご高齢の方も観に来られていました。ワンダーウーマンってそんなに人気なんでしょうか?






さて、映画です。
以下、ネタバレしています⚠️













まず、これだけ言わせてください。

前から楽しみにしていました。
普通に、面白かったです。
ですが、前作よりも作品の質が劣っていたように感じました。


「望みを1つ叶えれば、代償に大切なものを失う。」

ダイアナが唯一愛し戦死したスティーブ・トレバー。彼を失ってからも、彼女はずっと想い続けていた。
ーそう。ダイアナの望みは、「スティーブにもう一度会う」こと。抱く望みがモノや形になって現れる。その代償に、アマゾン戦士としてのパワーを失った。これが原因で、ダイアナは敵に太刀打ちできなくなってしまう。

前作も振り返って思ったのですが、ダイアナは力よりも情に弱いんですね。愛する人に出会えて幸福を手にしても、世界は救えない。結局スティーブとは別れるが、最後の闘いでも情で人を動かした。

情に動かされ、情に訴える。
まさに”Emotional Female Hero”ですね。
「最強の女性戦士」と言っても、文字通り「強い」のでしょうか?

ヒーローとは、力を持った、俗人と異なる存在という位置付けだと思いますが、
感情 “emotion“ だけでは全てがうまくいくとは言えません。

最後、全世界の人々がダイアナの言葉に願いを撤回しましたが、そんなことで世界を救えるのでしょうか?
一度願ったことを撤回することなんて可能なのでしょうか?
いとも簡単にハッピーエンドにできるのか、と疑問に思いました。

アクションシーンも盛り上がりに欠けています。
車が派手に横転して跳ぶシーンや風に乗って空を飛ぶシーンは、どこか安っぽく感じてしまうのです。わざとらしいと言うか…。いかにも、「ワイヤーで釣ってます」と言わんばかりの…

同じような「跳ぶ」シーンは、例えばMCUの『ウィンター・ソルジャー』と比較することができます。

キャプテンがシールドの施設から脱走中、彼の投げたシールドでジェットが墜落する一連のシーン。
キャップはバイクから飛び降り、身を翻しながらジェットを損傷させます。ジェットはCGであるにせよ、キャップ(クリス・エヴァンス)の動きは巧みで、自然と言う他ありません。

これと比べると、ワンダーウーマンの動きはCG技術・クオリティー共に低い気がするのです。不自然感が生じました。

ストーリーも、期待していたよりかはあまり…でした。


スティーブとまた会えたのは嬉しかったです。





ですが、やはりアクション、ストーリーでは、MCUに勝るものはないですね!
今年はコロナでMCU作品の公開が無くなってしまいましたが、DCだけでも観れて良かった。。泣
代わりになればと思っていましたが、MCUに慣れてしまっているので、鑑賞後は「・・・うん。」という感じでした。(←語彙力ww)


好きなアメコミでも、評価が厳しくなりました。
ごめんなさい。ワンダーウーマン。
アメコミ作品ゆえに+0.2pt
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