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ひいくんのあるく町のeulogist2001のレビュー・感想・評価

ひいくんのあるく町(2017年製作の映画)
3.8
日本映画専門チャンネル
比較的短いドキュメンタリー作品だったが、つい見入ってしまった。

短い時間にいろんなものが詰まっていて感慨深い。
・地方都市の栄枯盛衰の流れ
・そこに暮らす人々の成長と老化
・若者たちが地方を離れていった後の風景
・田舎の街の良い意味での共同体とその中で見守られて生きてきた障害者。
・弱者を受け止めてきた社会と、一方で「弱者」を「施設」に隔離しようとしてきた歴史
・インクルーシブ教育を学校教育の現場ではなく、地域のコミュニティで実施しているようにもみえる。
・都市から地方に戻ってきて暮らすシングルの生活
・ジモティたちの老後の暮らし
・「古き良き時代」の記録と記憶
・障害者の成長と老化、そして家族
・障害を持って生きることは本人にとってどんな事なのか?周りにとってどういうことなのか?
・ひとの幸せってなんなのか?
・ノスタルジーとしての過去とノスタルジーの延長にある現在
・身の回りをキチンと見つめれば実は世界のすべてが凝縮されていると思わせられる。
・子どもが障害者を見る目線は実はおとなが教育している?子どもには障害者と健常者という境目はない。
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