みー

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのみーのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと冷静になりながら、過大評価かもしれないと思いつつ、めちゃめちゃ刺さったことは主張したいと思います。
ボロボロに泣いてました。マスクだめになっちゃう。リアルタイムで劇場で見たの今作だけなのにすいません。

映画ってこれだけ心動かせるんだなって改めて思った。今まで生の舞台見たときに感じてた“ぞわぁ”とか“ぐわぁ”をいっぱい感じた。ボンドにもマドレーヌにもサフィンにも感情移入しすぎ。


はあ今日も今日とてQがかわいい!なんかイケメンになってた(前からなのは知ってるんだけどさ)。おうちも洋服もかわいい。日本代表。
ラミさんがマチルドとドゥドゥまとめて抱えてる図はもう可愛すぎて頭抱えた。あれは悪役じゃなくてただの可愛いの塊。
あと、寒いから当たり前だけど、ダニエル・クレイグがセーター着てるの萌え。
そして、キャスト陣に関してはもうアナちゃん!!!アナ・デ・アルマスやばい!キャラも良すぎたし、アクションかっこよすぎた。もっともっと活躍が見たかったよ〜〜。ボンドとお酒注ぐ余裕があるあたり好き。期待大すぎるキャスト。次回作出てくれたりしないかなぁ


人は存在するだけじゃなくて、生きなくちゃいけない。生は延ばすものじゃなくて、時間を使い切るもの。

人は何を残すかで価値が決まる。
これだわ。ボンドがサフィンに勝てた理由。マチルドちゃんはどんな子に育つんだろうな。私はこの人生で何を残すんだろう。

コロナ前によくこのテーマで作ってたな。延々と公開延期されてた理由にここもある気がする。Qの“感染者さえ避ければ大丈夫”ってセリフに胸が痛くなった。何の悪気もない言葉だけどえぐい刺さった。なんの手立てもなくて、救いがないのも、この状況下で示されるの辛いよね。

ボンドとマドレーヌが脱出してボートで別れるショット好きだった!フラグっぽい〜ラストっぽい〜って思ってたら、本当にラストだった。あるあるな画だけど、めっちゃ良いショットだったな。


マチルドに立ち去られるラミさん見て切なくなってた。理解不能な理論説いてた直後にヴィランのこういう人間味溢れる一面挟んでくるのうまいね。でももっとサフィンの描写見たかったな。ちょっと浅かった印象。
オブルチェフのラスト雑じゃなかった?笑。アッシャーくらいちゃんとやっつけてくれても良かったのに。あと、毒の池ももっと効果的なプロップとして使えば良かったのに〜
爆弾でキーーンってなるシーンが2回出てきたのも、うんって感じ。なんか効果があったのか...?
あといっちばん気になったのは日本の扱い。Qのエプロンも庭園も能面も畳も土下座もなんだかな〜。欧米から見た“Japan”感強くね?未だにアジアって理解できない未知の世界の象徴なんだろうか?日系監督なだけになんか残念。


音楽ハンス・ジマーなことを前日に知った。そう思って聞くと所々インセプション笑。ボンドのテーマとか今回のビリーの曲とか、元からある曲のアレンジが上手いな〜かっこいいな〜。この人も巨匠すぎるんだよな〜。

あとフィルムで撮ってるとこあるのえぐすぎるな。こだわりを感じる。さすが、規模が違う。


シネコン向けというか大衆向けの作品だけど、ちゃんと価値ある映画作品見れたな〜という充足感。
彼の最後の立ち姿を目に焼き付けられたので幸せです。15年間お疲れ様です。

おまけ
007シリーズという存在を知らない人が身の回りに割といてびっくりした。自分の常識が常識じゃないんだな〜って気持ち笑
みー

みー