はっぴー

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのはっぴーのレビュー・感想・評価

5.0
大事なのは、どのように生きて、何を残していくか。

ダニエル・クレイグ版007の最終作。
前作の後、愛する女性であるマドレーヌと幸せな時間を過ごしていたボンド。しかし突如スペクターの襲撃にあい、マドレーヌに裏切られたと感じ、彼女と別れてしまう。その5年後、ボンドは友人フィリックス・ライターからの依頼で、再びスペクターの接触するが、そこでは謎の組織が暗躍していた。

この映画の好きなポイントは、ハンス・ジーマによる劇伴とボンドの人間味が描かれているところ。劇伴によって、アクションシーンもさることながら、それ以外のシーンも印象深く描かれているように感じる。特に良かったのが、キューバでのアクション。劇伴によってアクションの激しさがより際立っていたが、さらに印象深くさせたのがパロマ。可憐でありながら豪快なアクションをしていた彼女に魅了されてしまった、、。
そして、ボンドの人間味を特に感じたのは、中盤マドレーヌに5年間の想いを伝えるところ。口ごもってしまう場面があり、そこに今までの冷徹なボンドにはない、人間らしさがあったと感じた。そして終盤マドレーヌとの会話のラストセリフは、ダニエル・クレイグ版ボンドだからこそいえるセリフであり、聞いて胸がジーンとなった!
後、5作品のボンドの中で1番強いかもしれない笑

今更ながら、15年間お疲れ様でした!次の新たな007も観に行きたいと思います!
はっぴー

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