ユウコリリーナ

顔たち、ところどころのユウコリリーナのレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
4.5
フランス映画界の大御所、アニエス・ヴァルダと若手アーティストJRのロードムービー的ドキュメンタリー。

撮影ブースのついた車に乗って田舎をまわり、その場所で暮らす人たちを撮り、巨大な写真にして壁に貼っていく。
出来上がった作品を見て涙を流す人、照れる人、喜ぶ人、受け止め方は様々ではあるけれど
どの人々もとてもいい顔をしていて、心が温かくなりました
年齢差54歳の2人が、時には険悪になりながらもお互いをリスペクトして交流しているのも良かったです
そして映像と作品の圧倒的なセンスに脱帽
というかかなりやられました
いやあ打ちのめされた (レディ・プレイヤー1ぶり今年2回め)
フランス人はセンスの塊か

車もヴァルダもJRも人々もみんなかわいい
美しい風景と人々の交流、そしてアートが楽しめる素敵な作品です