足拭き猫

泳ぎすぎた夜の足拭き猫のレビュー・感想・評価

泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)
4.0
けっして誰とも喋らず視線も交わらない。冒険というにはあまりに孤独。布団のそばで父親が横たわるシーンは片目で涙流した。

雪だから、三好達治の
太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。
を思い出した。

スクリーンが暗いのか元々映像が暗いのか、夜の諧調がみえづらくて残念。