クリーム

友罪のクリームのレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
3.2
沢山の人達の話が詰まっていて、鈴木の事件や心情が薄いので、消化不良だし判断材料が欠けているので、なんとも言えない作品になってた気がします。もう少し鈴木の事を知りたかった。もし友達が殺人犯だったらと言う興味深い設定なのに残念でした。凄いモヤモヤ。





ネタバレ↓





内容量が多いけど、ただあった事を流している形なので、内容は割愛。
そもそも、鈴木と益田の友情が、そんなに深くない。同じ町工場の見習いで、たまたま寮も一緒の仲間くらい。『友罪』なので、まず2人の友情ありきだと思う。
益田(生田斗真)は罪を犯した訳ではなくて罪悪感。山内(佐藤浩一)の息子は無免許運転で3人の子供が犠牲になる事件を起こしたが、故意ではなく、更正し前向きに生きている。鈴木(永山瑛太)の罪は、レベチ。これらは、性質が全く違う。
鈴木(青柳)は親しかった男子児童を殺害後、枝や石で五芒星を象った地面の上で燃やした。幼なじみの小杉は、青柳が小学校の途中で急に変わり、虫を殺すようになったり、エスカレートして猫、自分の腕も傷つけるようになった、と話していて、青柳は幼少期からのサイコパス。現在もそれを抑えようとしているが、良く顔を覗かせる。
いわゆる少年Aとどう付き合って行きますか?と問いかけられても判断材料も薄くて考えられなかった。更生と言うか病が治っている様に見えなかった。
なので、藤沢さん、マスコミ、工場のクズ達の反応が世間一般だと思う。私から見たら益田があんなに深入りする気持ちが解らなかった。知りたい気持ちは、解るけど、そこまでで関り合いたくはないのが本音。むしろ益田の方が変じゃない?と思ってしまった。
サイコパスは、病だと思う。治った様に見えても危険だと個人的には思っている。
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