松村文彦

友罪の松村文彦のレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
3.8
期待通りずっしり手ごたえがあり、いろいろと考えさせられる映画でした。色々な事件の加害者側の悩み、償い、自分なりの折り合いのつけ方などが微妙に描写されています。特に瑛太と佐藤浩市の演技力には関心させられました。瑛太は無機質な犯人像を見事に演じ切っていました。他人の子供を交通事故で死なせてしまった加害者の子供が、結婚して子供を作ることへの罪悪感や家族としてどのように向き合うかを佐藤浩市が父親として好演。4つの事件が登場しますが、それらは関わりあうことなく独立したストーリーとして進行するが、すべて子供が亡くなっているという共通点がある。見ごたえがありました。
松村文彦

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