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コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道(はんどう)のtakのレビュー・感想・評価

3.3
劇場版第2作。新たにエリア11統治をすることになったユーフェミアがストーリーに大きく絡み、ルルーシュとナナリーとの再会、特区「日本」を設ける宣言と悲劇、その後の混沌とした世界情勢が描かれる。父シャルルと対峙、ゼロの復活がクライマックス。見せ場に次ぐ見せ場の130分。

コードギアスはただでさえ登場人物が多いだけに、このハイテンポ編集ではボーッとしてるとあれ?あれ?と置いてかれそうになる。V.V.こそきちんと登場したけれど、ロロ君はいつの間にか出てきて、もう兄と思って寝返ってる。ジェレミアいつ味方になったっけ?。出番が少ないから仕方ないのだけれど、シャーリーに至ってはルルーシュにいつも置いてけぼりにされるかわいそうな女子にしか見えないのが残念。テレビシリーズあっての作品だから仕方ない。なんせ50話が劇場版三部作だし。

このパートを見るのが一番辛い。ユーフェミアにギアスがかかってしまう悲劇と絶望。特区「日本」の大虐殺シーンは、アニメだからお話だからとは言え、やっぱり見ていてキツい。ガンダム好きなのにダブルオーにハマれないのも、同じく虐殺シーンが多いからなんだよね。それでもこのシリーズが魅力的なのは、登場人物それぞれの立場や思いがあって、お互い歩み寄れない悲しみがあって、それらが丁寧に表現されているから。しかしながらこの編集ではいちげんさんには無理だ。

次は第3作。全ては「復活のルルーシュ」を観るための助走。
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