エクステンデッド版ではなく通信版で感想UP済み、観たのはエクステンデッド版の方なのでこちらにも感想あげておきます。
原作は未読。
殺人事件と、宗教にまつわる暗号ミステリ。
黒幕の正体がわかったさらにその先に暗号の真相があり、多層的な作り。役者も音楽もロケーションも良くて見応えあり。
美術や宗教に詳しいとより楽しめるんだろうなあ。
(一目で「ルーヴル美術館!」と気づくような教養や経験値が欲しい…)
主演がトム・ハンクスだからそりゃもう安定。
ポール・ベタニー演じるシラスが綺麗で怖くて不憫…
そんなシラスの背景を描くシーンがエクステンデッド版では追加されていて、演技も場面としても素晴らしかった。後でオリジナル版と見比べてみようっと。
トム・ハンクス演じるラングドンとイアン・マッケラン演じるティービングが宗教やシンボルについて語る場面、知的でスリリングでとても好き!
特にイアン・マッケランはさすがの存在感。
この後『天使と悪魔』『インフェルノ』と続けて鑑賞、同じシリーズなのに全部テイストの違うミステリーなのが面白い。
学術的で知的な『ダ・ヴィンチ・コード』もいいけれど、犯人とのスピーディーな攻防にハラハラ、スリラー要素の強い『天使と悪魔』がミステリー映画としてはオススメかなあ。