このレビューはネタバレを含みます
韓国で過去に起こった負の遺産を
題材にした映画
大変恐縮なのだが本作を見るまで
光州事件を知らなかった
概要としては光州という地域で
軍による大虐殺が行われて
いたのだが、メディアへの情報制限を
する事で本当は何が起こっているか
分からない状態に。
そこへ海外記者がソウルのタクシー
運転手と共に正しい情報発信の
ために奮闘する作品
勿論脚色あり気の作品だが
1度逃げ出した主人公が
外部への誤った情報が流れている
事実を肌で感じ戦場へ戻る
シーンが非常に素晴らしかった
非常に複雑な感情を言葉ではなく
周囲の環境と対面させることで
自然な心変わりを促した見事な手法
時間が進むにつれて生まれてくる
バディ感と最初と最後では別人かの
ような人格になった主人公
人の価値観が変わる瞬間だったり
成長する映画は本当に人としての
感性を育ててくれる
そんな風に思えた一作
凄惨なシーンも多いため見る時に
少し注意は必要だが名作でした。
