このレビューはネタバレを含みます
言わずと知れた大韓民国の光州事件を題材にした事実に基づく物語です。
1980年代まで軍事独裁政権に民主化を求めていた光州市民を韓国軍が問答無用に虐殺していたところを光州市に潜り込んだドイツ人記者と当初は金目当てタクシードライバーが目の当たりにし、沢山の仲間の協力や犠牲を伴いながら世界へこの悲惨な悪行をスクープする。
ドイツ人記者のピーターさんはその後来韓し、当時のタクシードライバーに会いたいと語っていたが結局は亡くなるまで会えなかった…
ドライバーのマンソプがなぜその後も名乗り出なかったのは分からないが、当時はまだ軍事政権が続いていたため娘を守るためピーターに偽名を教えたのか…はたまたスクープ後に国に消されたのかは分からないけど…この小さな正義が光州市民の悲劇さを世界に伝えた事実は間違いないしその後の大韓民国の民主化につながっていったと思います
まさに韓国民にとってのヒーローである…
素敵な映画でした