このレビューはネタバレを含みます
韓国近代史に興味わいて来て観ました。Netflixの配信終了も間近でしたので観れて良かったです。なんと言っても実話に基づいているという重さ。自国民に向けられる抑圧と暴力。正義の味方やヒーローが現れて、軍部を懲らしめる事もなく、ただただ民衆が蹂躙されていくのを観る辛さ。救いのなさ。その中でもジャーナリストは現実を世界に知らしめるという本分を全うし、運転手は客を目的地に送り届けるという本分を全うする事で、非道い現実にささやかな反撃を企て得るという、ビターながら少し光を見出せるエンドではなかったかと思います。光州の運転手達がみんなどっかで見た顔で、なんかホッとしたし、流石のいい顔達でした。