『染み付くものは』
想像とははるかにちがった内容だった。
毎回毎回このような映画をみるのはキツイかもしれない。
けれど、このような威力として鑑賞している僕の脳みそに染み付く映像であり、血である内容を味わうことは重要だと思う。
その威力の中で僕の思考が肝心だ。
思想の違い。
思想の違い。
思想の違い。
人を一人でも命を奪うことは、ある種の麻痺状態が起きるのではないか。
もう後戻りできない。
一人の命を粉々にしてしまった。
その獣化した人間はもう戻れない。
そんな映像が今でも脳みそにやきついている。
タクシーのあのおじさん。
バックしてどこかへ。
あのおじさん。
僕の前のバイト先で、映画の話をよくしたおじさんに似ている。
すごく悲しくなった。
もう一度、優しさをとりもどしてみよう。