何から何まで良かった。
笑えるシーンではしっかり笑わせ、観客を引きつけておいて、緊迫した実話ベースの後半に繋げる。主人公に親近感を持ってしまった後だから、グッと深刻な事態が迫ってくる。すごいなぁと思った。
光州事件のことはほとんど知らなかったが、こんな恐ろしいことが起こってたんだ。
38年前に。
軍隊が丸腰の市民を攻撃するって、ありがちなことなのかもしれないけど、やはり恐ろしい。
誰を守るための軍なの?と思ってしまう。
軍隊を持つというのは、こういうことも含めてなのだと思った。
報道を封じられる恐ろしさもよくわかった。
生活に追われ、政治に無関心だった主人公が、光州での出来事をきっかけに大きく変わるところが良かった。
こういう時代を経て、今の韓国があるのかと思うと、日本は…
レディースデイとはいえ、2席くらいしか空いてなかった。男性が半分くらいか。もっとみんなに見てもらいたい映画だ。