このレビューはネタバレを含みます
もし、子供が何かしらの理由で死んだら。
その事がきっかけで妻が記憶を失ったとしたら。
自分は子供の死を隠すだろうか。嘘をつくだろうか…。
オレは話しちゃうかな…。辛くても現実見ないと生きていけないから。受け入れることは想像以上に大変な事なんだろうけど、それでも。
劇中では、示し合わせたというより成り行きでそうなった感じだったが、みんな原日出子のことを思ってのこと。よく頑張った。特に北別府さん、お疲れさまでした。しかも事情を知らされず代筆していたとはwww
でも、みんなどこか釈然としない。なぜ兄が死を選んだのか、普段何を思っていたのか、どうして行こうと思っていたのか。しかし、死んだことは事実だし、理由はやはり本人にしか分からない。分からないから悲しい。死んだ人間を悪く言うつもりは無いが、ズルいよ。黙ったままいなくなっちゃうなんてさ。いい事なんて何にもない。残された家族はどうすりゃいいんだよ…って、思っちゃうんだよね、こういうの観ると。