れおん

デス・ウィッシュのれおんのレビュー・感想・評価

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)
3.2
犯罪率が高い有数の無法地帯と化したシカゴにひっそりと愛する娘・妻と暮らす、外科医のポール。ある日、ふとしたことで家族が襲われる。妻は死に至り、娘は昏睡状態。警察は捜査を進めるが、進展が無に等しい。見兼ねたポールは銃を取り、街へと繰り出す…
ブルース・ウィルスの勇姿を見るポップコーン映画。映像や音楽にB級感はなく、見ていて不自然な点はない。脚本は端的でわかりやすく、筋が通っており、不満はない。しかし、ジョン・ウィックシリーズの方が僕は好きだ。全体的にオリジナリティはなく、エンディングには納得がいかない。どんなに彼を”カッコいい父“という一貫性を持って描いていたとしても、この作品のラストは気にくわない。物語の進みは爽快感があって、非常にワクワクドキドキした時間を過ごせた。
外科医が人を殺す。考えられない題材だが、そこに愛があれば許されるのか。難しい論点である。
れおん

れおん