【ミュールの申し子はチャーミングなお爺様】
「靴と鞄は良いものを持て」と、よく言われた
「足元を見られる」と言う慣用句にもあるように、靴を見るとある程度の生活レベルが分かるのは確かだ
もちろん「ボロは着てても心の錦」という気持ちも大切だが、最近は「外見は中身の一番外側」だと思うようになってきた
ドキュメンタリーは、彼と彼をとりまく人々がカメラに語りかける形式で構成されている
挿入される洗練されたアニメーションも効果的
恵まれた環境下にあればこそ、その才能が発揮されたように見える
お涙ちょうだいの苦労人ではない良さもある
誰とも住めないし、住みたくないって、ちょっとわかるなあ😅
デザインだけでなく、型も作ることに驚いた
尺は短かったが、工房の職人の手捌きも見事!
彼の靴を最も履きこなした人は、ローヒールを履いた一般の年配の女性だったそうだ
と言っちゃうところがなかなかの商売人よねぇ