中々良かったです!
視聴率の為なら手段を選ばない、あるテレビ局を描いた作品です。
ハワード・ビールはかつては人気のニュースキャスターでしたが、今は落ち目で局から降板を言い渡されます。
ショックで我を忘れたハワードは生放送で「私は2週間後の放送中に自殺します」と宣言します。
混乱する局内。
鳴り止まない電話。
「奴をクビにする」と上司。
ハワードの友人で報道局に勤めるマックスだけは彼に同情します。
ハワードは「番組に出てきちんと最後を迎えたい」とマックスに訴えます。
ハワードの願いを了承したマックスは彼の番組で彼の好きな様に喋らせます。
精神を病んだハワードは生放送中にとんでもない事を言い初め、これまたメディアの注目の的になります。
時を同じくして、番組の企画担当責任者のダイアナは視聴率獲得の為に過激でセンセーショナルな番組を求めていました。
ダイアナはそんなハワードに目をつけ・・・。
少々大袈裟なストーリー展開でしたが良かったです!
マックスを演じたウィリアム・ホールデンの渋さとダイアナを演じたフェイ・ダナウェイの美しさも堪能出来ます!
視聴率の為なら手段を選ばないテレビ局員の非情さやメディアに踊らされる視聴者達を皮肉った作品ですが、
同時に、老いたマックスと若く魅力的なダイアナとのラブストーリーも描いています。
メディアや数字を鵜呑みにせず、自分の眼で見て、自分の頭で判断する事の重要性を感じました!