こさむ

モリーズ・ゲームのこさむのネタバレレビュー・内容・結末

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

モーグルのオリンピック候補だったモリーは、怪我をしたことでアスリートへの道を断たれる。
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モリーとスパルタな父との仲は良好とは言えず、親とは距離を置いて暮らしていた。
それからロースクールに進むまでの間、割りの良い仕事をして食い繋いでいたモリー。
彼女はその場に来た横暴な客(社長)に雑用係で雇われることになり、賭けポーカーのアシスタントをも任される。
モリーの管理のおかげで賭場は円滑に回っていたが、社長にたてついたことでクビにされてしまう。
ただでは転ばないモリーは自分のポーカーゲーム場を開設し、賭場の客を全員持っていってしまう。
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モリーのゲーム場は、あくまで法律の範囲内で楽しむゲーム場だったのだが、懇意にしていたミスターXにイカサマ疑惑が浮上しモリーは激情。
ミスターXと仲違いし、今度は自分の客がまるごと奪われてしまう。
それでも負けるものかとモリーは別のゲーム場を用意し、そこもセレブが集まり盛り上がりを見せる。
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だが賭け金を払わない客がいることで、モリーの賭場は存続の危機に悩まされる。
モリーはやむを得ず、賭け金が膨らんだ場に手数料を払わせる。
検察側はそこに目をつけ、懲役3年という不当な罰をモリーに課す。
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モリーはやり手の弁護士を説得し、なにがなんでも無罪を勝ち取ろうとする。
だが弁護士は、悪評高いモリーの弁護を嫌がり「弁護人ではなくアドバイザーとしてなら引き受ける」と言う。
費用の工面するモリーだが、顧客の情報は頑なに売ろうとしなかった。
モリーを色眼鏡で見ていた弁護士も、やがて彼女の誠実さに心を打たれ、正式に弁護士となりモリーを庇うこととなる。

全部本当のことなら凄い話。
最後に検察の求める量刑が却下され、保護観察と罰金で済ませるという正当な判決が下されるのが素直に熱い。
しかしモリーがこれから支払わなくてはならない金額が大きすぎて、カナダへの渡航も禁止されてるし(安楽死防止のためだろうな)、ストレートなハッピーエンドとはいえない…。
強かなモリーなら払えそうだが、自分なら絶望してしまうなと思った
こさむ

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