映画武士道

アンロック/陰謀のコードの映画武士道のレビュー・感想・評価

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)
3.7
この映画を一言で言うと典型的なCIAもの!
過去にミッションで同僚を大勢死なせてしまって現場を離れた、元CIAの尋問官の女性が主人公。
新たなテロの情報の手掛かりが入ったものの優秀なCIA尋問官が英国部門に不在なため、たまたま英国で仕事をしていた主人公が呼び出されて尋問にあたる・・・というのがストーリーの始まり。
CIAに呼び出されて尋問に当たったものの・・・それは偽CIA。
CIAの作戦の認証コードが盗用されていて、偽ミッションに利用されテロの片棒を担がされそうになった主人公は口封じに殺されそうになったものすんでで脱出。犯人組織はおろか本物のCIAや英国の国内防諜組織のMI5に付け狙われる。
そして謎の怪しいイケメン窃盗犯が登場し何かと命がけで助けてくれる。
と、こうやって要素を書きだしてみるとなかなか面白い感じなのに見てみるとまあまあって感じでした。

CIAものは大量に生産されているが尋問官が主人公なのは珍しい。あと序盤にCIAの偽ミッションに担ぎ出されるというのも面白かったです。
ただし面白かったのはそこまでで、偽ミッションの口封じから逃げ出した後はいつものスパイものの展開で物珍しさが全くない。
CIA内勤の尋問官であるはずなのに、ガンアクションを華麗にこなし分析もこなし潜入ミッションもこなし、犯人の暗殺まで行ってしまうのは正直なんだかなあ・・・って思いました。
凄腕CIA尋問官なのだから凄い尋問テクニックで驚かして欲しかった。尋問で世の中を変える。みたいな。

キャスティング面ではオーランドブルーム・マイケルダグラス・マルコビッチとすごいメンバーが集まってる。
特にマイケルダグラス。この人は正直出てきただけで敵のボスかな?って思っちゃう。ボス役はまりすぎ。声優だと子安さん。
オーランドブルームは地味なおっさんになってて驚いた。ひょっとしてオーランドブルーム?って感じ。劇中の扱いも本当にオーランドブルーム?って感じ。
あとマルコビッチさんは相変わらずいい感じにサバサバしてて見ていて楽しかった。特にマルコビッチさんの声優をやってる人は何人かいるんですがこの作品は樋浦勉さん。この人が声をやってるマルコビッチはかなり好き。
基本洋画は字幕で吹き替えは見ないんですがこの作品は例外でマルコビッチの声目当てで吹き替えで視聴。
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