MasaichiYaguchi

アンロック/陰謀のコードのMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)
3.3
原題「Unlocked」の直訳は「鍵の掛かっていない、ロックされていない」だが、この作品の場合では「秘密などが明らかになった」という意味だと思う。
ノオミ・ラパスが演じるヒロイン・アリス・ラシーンは優秀なCIA取調官だったが、数年前に容疑者尋問からパリでのテロを未然に防げなかったことを悔いながら、ロンドンでケースワーカーとしての日々を送っている。
そんなある日、そのロンドンでバイオテロ計画の容疑者が逮捕され、取調官としてアリスに白羽の矢が立つ。
ここから容疑者への尋問を含めた、彼女のバイオテロ阻止の戦いの火蓋が切られる。
映画では、アリスが容疑者からテロ計画情報を聞き出す為、押したり引いたりの巧みな取調べが描かれるが、彼女に対する罠や内部からの裏切りに遭ったりして事は思うように進まず、逆に彼女自身が被疑者として追われる立場になってしまう。
果たして彼女はテロ計画の闇をこじ開け、真相を白日の下に晒すことが出来るのか?
ストーリーは二転三転して最後までスリリングに展開するが、黒幕の正体やその動機がB級映画によくあるパターンで、感の良い人は途中で分かってしまうと思う。
ジョン・マルコビッチ、マイケル・ダグラス、オーランド・ブルームやトニ・コレットという個性的な共演者たちと共に、肉弾戦や銃撃戦を交えて最後までテンポ良く展開します。