海を駆けるのscanwakaのネタバレレビュー・内容・結末

インドネシアと日本の戦中戦後の関係やアチェの独立運動、スマトラ沖地震、この辺りの知識があればもっと楽しめたと思います。

ラウはサチコの曾祖父の霊なんでしょうか？サチコの父はトーチカで何を思いシャッターを切ったのか。

ラウはサチコを助ける以外にも色々やりますがあれはシシ神的なものだとして、その助ける助けないの境界は人間にはわからない自然の摂理なのでしょうか？ラウは海の擬人化だとしても殺しすぎな気がしますが。

第二次世界大戦後、オランダはインドネシアを取り戻そうとします。それから守ろうとした元日本兵は数千人いるそうです。現地の軍人の中には大東亜共栄圏の理想を本当に信じて命をかけた人もいたのですね。作中ではタカシの曾祖父がその独立戦争に参加した人として語られています。