海を駆けるの作品情報・感想・評価

「海を駆ける」に投稿された感想・評価

もやし

もやしの感想・評価

5.0
何とも切ない余韻が残る。
エンドロールの音楽超好き。これがこのストーリーを見事に具現化してくれたように感じた。



インドネシア。突然海から素っ裸でやってきたラウによって影響される人間関係を描く。

全編日常会話です。特別な会話はほとんどない。
登場人物は皆震災による津波を経験している。

途中から男女4人の青春色恋ものに近いものになる。

ラウの超能力は、もののけ姫の獅子神様のに近いかな。生に死を与え、弱き者に生を与える。

人の潜在意識というか、そういうものを感じさせられる、何とも頭の奥底を刺激される感覚があった。

生と死を考えるときにたまによぎる妙な温かさというか、優しさのようなものを強調しているように感じた。

優しく、切ない映画です。人の人生を包括して肯定してくれる。
往年の武田真治を思わせるディーンのカリズマと、太賀ホロ・ヨイさんぶり。阿部純子の、石橋静河にギリ譲る艶かしさ。
鶴次郎

鶴次郎の感想・評価

1.4
ラウ=海で人命奪うことも救うこともあるってことかな
文字通り海を駆けてた
るるる

るるるの感想・評価

4.1
太賀すごく好き。
ラストはエッて感じで、モヤモヤしたまま終わってしまった…

このレビューはネタバレを含みます

ディーン・フジオカ目当てでした。
時々映るカメラ越しの映像、ラウのいる日常、普段の出来事、何気ない会話。
インドネシアのドキュメンタリーのようでした。
インドネシアの海や緑が美しかったです。

宗教の違いでも幼なじみと友達関係を築いているイルマ。
宗教によって態度を変えない姿が良かったです。

日本人で母親の貴子とインドネシア国籍の息子タカシの食事の仕方が対照的でした。
18歳でどちらの国籍にするかを選ぶという話のシーンがありましたが、貴子はスプーンを使い、タカシは手で食べるというのが、国籍の違いや生き方の違いを表しているように思いました。

映画を観終わった後、ラウはどうして命を取ったのだろうということをしばらく考えました。
ラウからはその意図が感じられなくて。
それは、ラウにとって命を取ることが悪ではなかったように思います。
旧約聖書ヨブ記(1.21)の「…主は与え、主は奪う。…」というのを思い出します。
いい人だろうと、悪い人だろうと、行いによってではなく、神さまによって命の期限が決められてる私たち。
それは命を取ることが悪ではなく、そのことによって命のことを学ぶためでもある気がしますが、聖書では、神さまに出会うためというのがあります。
その後のタカシ達の影響が気になりました。

また、ラウの不思議な力は、イエスさまの、み業とかぶるところがありました。
病気を治す、消える、空間を越える、海を駆けるなど。
新約聖書の福音書の色々な場面を思い出します。

ラウが現れてからの、周囲の戸惑いも、悪魔と言った現地の人も、きっとイエスさまが突然現れたら、こんな風になるのかもしれないなと思いました。

突然消える前のラウの最後の笑顔、子供のような笑顔で印象に残りました。
A

Aの感想・評価

5.0
いくつかのシーンで鳥肌が立ったり、思わず前のめりになってしまったり、映画の中に引き込まれるような感じがしたりした。恐ろしい。こういった映画、日常にいきなりSomething greatが現れる映画はどうしても好きになってしまう。それって大丈夫かなとも思う。Something greatって人間にとっては時にかなり危ない存在となるし、それを好きって言う事はなんとなく残酷な気もするし、罪悪感も少しあるかもしれない。

ディーン・フジオカさん、かっこいいね。この世のものではないように見えた。

太賀さん、やっぱり大好きだなあ。どうしようもなく好きだね。ゆとりですがなにか、ウシジマくんの好演というか、あれはもう本当に素晴らしい演技で、今作では更にパワーアップしてた。
niko

nikoの感想・評価

-
冒頭からじりじりとしたおもしろさに惹きつけられて最後までずっとそれが続いていた。アチェの海の美しさが真ん中にあって、その前後にすごくたくさんの白いのびしろを感じた物語でした。あと1時間半くらいみられる。「海を駆ける」寓話のようなお話だったけど、わたしには現実だった。
HORI

HORIの感想・評価

4.2
物語の起伏がほとんどないのに、何気ない会話や雰囲気から滲み出るものが、妙に劇的で、見終わった後不思議な余韻を与えてくれる。
Takano

Takanoの感想・評価

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わたし達、地球に住む者にとって海は必要不可欠な存在である。恵みだけでなく災いをもたらすものでもあるが。この『海を駆ける』はバンダ・アチェというインドネシアの港町が舞台で、謎の男が突然打ち上げられたことから物語が始まる。インドネシア語で「海」を表すラウと名付けられた男は、不思議な能力を使って周辺の人々を巻き込んでいく。



本作の監督である深田晃司監督の『ほとりの朔子』や『淵に立つ』で印象的だった赤色の魅せ方が象徴的だったのに対して、『海を駆ける』は青の表現が美しい。静かで雄大でありながらときに脅威となる海原がスクリーンいっぱいに広がって、それを見るだけでも「映画」を観た気になれる。


『ほとりの朔子』 の違う世界線のような作品でもあるといえる。津波で甚大な被害を受けたバンダ・アチェと東日本大震災からの被災者が描かれていた『ほとりの朔子』。モラトリアムを過ごす女子大生も登場し、不思議な浮遊感も持っている。名前も「さくこ」と「さちこ」だ。



謎の男・ラウを演じるのはディーン・フジオカ。このディーンさんが醸し出す神秘性や無国籍性が、どこから来たかわからないラウのキャラクターにぴったりとあてはまる。それにしてもディーンはシンプルな服が似合うよなあ。さらっと着こなすあたり無国籍なかっこよさを感じてしまう。作中のラウは、他の登場人物の味方にも敵にもなることなく、淡々と謎の男であり、このラウを利用するものも現れる。ラウが行う神話的行動は果たして奇跡と呼んでいいのだろうか。ラウという男は一体どういう存在なのか考えながら見るだけでこの静かな物語はさらに深みを増すのだ。
ゲル

ゲルの感想・評価

3.0
海が大きなテーマとなっていて、邦画でありながら東南アジアのゆるっとした空気を味わえる作品。
あまり起伏がないので途中で寝てしまった。
なんとなく予想はつくものの、ラウが何者なのかとか、最後までよくわからなかった。
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