現代美術家のアイウェイウェイが世界各国の難民の現場をとったドキュメンタリー。
危険な場所もあるのにそこに行って撮影する彼らは素晴らしいし、現場の迫力ある映像もすごい。たまに挟む俯瞰のショットがことごとく素晴らしくて息を呑む。特にドローンで上空から地上までゆっくりと難民キャンプを降りて行く映像がかなり好きだった。
とは言え長い。
リズムがずっと同じなので、後半は辛さの方が優ってしまった。作品としてもったいない。
シリア人宇宙飛行士の空虚な正論があまりに意味がなさすぎてより辛さが増した。
難民問題は複雑すぎて何も言えなくなってしまう。一体何をどうやったら解決するのだろう。