ヒューマン・フロー 大地漂流の作品情報・感想・評価

ヒューマン・フロー 大地漂流2017年製作の映画)

Human Flow

上映日:2019年01月12日

製作国:

上映時間:140分

あらすじ

「ヒューマン・フロー 大地漂流」に投稿された感想・評価

watsipec

watsipecの感想・評価

4.0
Las imágenes de campos de refugiados, tomadas con drawn, impresionantes.
separate

separateの感想・評価

3.3
作り手の姿勢はとても素晴らしいのだが、作品にした時にその表現にはやや疑わしいものを感ぜずにはいられず、映画というものの難しさを見てしまった。
アイ・ウェイウェイが人として間違っているとかそういうことでは全くない。

ドローンによる撮影は、「難民」を集合体として捉えてしまう。
世界とは小さな人々の集合体なのかもしれない。
ただ、観客はたかが2、3分画面で短い意見を述べた人々の存在を、その顔を覚えていることはできないだろう。
本当の彼ら、一人ひとりの抱える問題や悩みや苦しみはこの映画では全く見えない。
集合体としての社会問題として描かれるのみである。
個々人の尊厳をより明確に描き出せねば、外部には真の意味では届かないのではないかと思う。
彼らは「難民」かもしれないが、それ以前
に名前を持った一人の人間である。
ドローンによってはるか上空から、まるで蟻の行列を捉えるかのように人間を捉えて、それが世界だと言ってしまうのは如何なものか。

しかし、パレスチナの映像は衝撃的でした。自分の生き方を悔い改めます。
リスペクト。

難民の人々の日々の炊事、洗濯など生活をしっかり写していることが重要だ。人が生きることの日々が続いていくことのぐらつく重さ。

アイウェイウェイがひょっこりけっこう出てくるのも良い。この映像は俺が見た世界だし、この映像は俺自身でもあるって感じもする。豪華な機材もちゃんと見せるのにむしろ誠実な印象を受けた。

このレビューはネタバレを含みます

中盤、アイウェイウェイが一人の男性とパスポートを交換するシーンに全てが持っていかれた。

やっていることはおままごとなのかもしれないけど、あのやり取りの後の男性が発した「I respect you.」という言葉。

少しでも海外に行ったことがある人ならわかるであろうパスポートの大切さ。

それをいとも簡単に交換したアイウェイウェイ。

そこにあるのは、会って間もない男性への信頼と「私もあなたと同じなのです」という無言のメッセージ。

久しぶりに人間としての扱いを受けたのであろう男性が発した「I respect you.」に涙腺が崩壊してしまったのでした。






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この気持ちを閉じ込めたくて、マックにダッシュしてノートに感想を殴り書きしてしまった笑

家に帰りたくないと思わせてくれた映画は「バードマン」以来なのでした。

自分は「虚構が誰かの救いになる瞬間が見たくて生きてる」んやと改めて思い出させてくれた大事な作品になりました。
JB6487923

JB6487923の感想・評価

1.9
淡々として、静かで、時に美しく、辛い映画。淡々としているのが、逆に、難民が特別な人達ではなく普通の生活者であることを際立たせる。ドローンの映像が美しい。ラストシーンがガツンとくる。
AS

ASの感想・評価

4.4
特定の地を長く映さず、より多くの対象地の実情を繋ぎ合わせていく事で、人類が出口の見えない迷路に迷い込んでしまっている現在を突きつける。作品中のヨルダン王女の言葉を借りるならば「他者の苦しみに無関心な社会は危険」であるとその俯瞰した視座は訴えかける。
アイ・ウェイウェイと男性難民がパスポートを交換する場面が忘れ難い。監督もまた難民に近い境遇であり、如何なる苦境においてもユーモアを忘れない両者の姿は尊敬の念に堪えない
nana

nanaの感想・評価

4.5
人間社会の猥雑さを映しながらも映像がとても美しい。地球って美しいんだな、と感じた。
アイ・ウェイウェイのインスタ見ながら、どんな作品になるのか数年前から気になってて、期待を裏切らない、難民問題を扱いながらもそれだけじゃない、すごい作品だった。
Dan

Danの感想・評価

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やや長めの記録映画だが、扱う国や難民キャンプが非常に多いためテンポはよく、観やすい。
監督が芸術家ということもあり、難民に関する事実を伝えるジャーナリズム的な映画というよりは、その事実の下に生きる「難民」とレッテルが貼られた人々を追う展開の映画である。
初公開から日本公開まで時間が空いており最新の情勢が掴めるという訳では無いが、ただでさえ日本ではなかなか観ることも出来ない映像の連続で、見終えて非常に有意義な時間だったと感じた。
なんでもキレイゴトとして他人事として解釈してはいけないし、難民の方々もまた一人の人間であるという当然の事実が蔑ろにされる現在の状況には危機感を覚える。
ここ最近はすっかりヨーロッパへ向かう難民の話題が増えたが、他の中東諸国への難民やサヘル地帯への難民などについても言及がなされており、難民問題について地球儀を俯瞰するように捉えられる良作。
eiga

eigaの感想・評価

4.5
祖国は地獄。
避難先も劣悪。

どこに行けばいいのか。

「シリアは好きよ。ただ、好きな時によそに行けるようになりたいだけ」と笑うシリアの女性は美しかった。

俯瞰の視点。

宇宙からの目線で考える。

問いを突きつけるアイウェイウェイ。
知らなければ何も変わらないだろうが、知ったところで何かが変わるとも思えない。難民問題の根底にある紛争の要因のひとつは、武器産業大国が国連安全保障理事会を牛耳っているからでは、と常に思う。国境の壁を非難するのは簡単なんだけれど、人類補完計画的なこの地球では、何の解決策でもない。未来に謝りたい。
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