学生のカンニングでここまでハラハラドキドキできるとは！時に大袈裟に感じる音楽、カメラワーク等の演出が際立っている。短い映画ではないが、まったく時間が気になることなく終わった。あの追跡者の恐ろしさときたら、本当に命を取られそうな緊迫感である。
主人公のリンは悪党では決してないが、動機となったのはやはり賄賂の事実か。真面目にやっているのがバカらしくなっちゃったんだろうな。
それでも、やると決めたらトコトンやりきるという意思の強さがとても魅力的に見えてしまった。
もっと痛い目に合うべきやつらがそうなっていないように見えるが、どこかでそのツケが回ってくると信じたい。
