ハゲムボン

スカイライン-奪還-のハゲムボンのネタバレレビュー・内容・結末

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ヒャッハー!!!
とか
YEAH!!!
とか
ウッヒョー!!!
とか

そんな感嘆符多めの語彙力ゼロな感想しか頭に浮かばない映画久しぶりに観た!
超面白かった!!

SF版ザ・レイドと言っても間違ってないですよね?
こんなにシラットバリバリだとは思わなかった。
ヤヤンルヒアンの食い詰めてやせ細った感じとか、イコウワイスのナイフ逆手持ちの似合いすぎな感じとか、今時あんまないけどポストカードセットで欲しいシーンいっぱいの映画でした。

前作はワンシチュエーションのちょっとひねったSF作品として結構楽しかったけど、前作のラストの皆が驚き喜んだ(困惑?)展開のアイデアを膨らましまくって、こうしたらアガるべ!!ってアイデアを詰め込んだ感じがします。
・逆乗っ取り
・敵のアジトから脱出
・敵の武器を使って返り討ち
・籠城戦
・レジスタンス
・親子の絆
・ジャングル&遺跡が舞台
・大人が身体を張って子どもを守る
・全員で希望を繋ぐ
・巨大キャラバトル
・異種族バディもの
・飛び道具より近接格闘
・てゆうかシラット最高

SFディザスター映画としての定番を丁寧になぞってる所と、バリバリの格闘アクション映画としての見せ場がある所が、俺の琴線をビンビンに触れてくれました。
状況が分からない状態で、密閉空間からの脱出から始まり、敵の詳細がどんどん分かってくる感じもワクワクするし、ナードな博士キャラもちゃんといるし、移動歩行メカも出てくるし。
特に敵の人型ロボットやゴリラっぽい四足歩行ロボットのデザインが怪獣ぽさもあり、ラストの方の大迫力バトルはもはや怪獣映画です。
(ただ、このシーンで少し映像がカクカクっとしてしまってたのが少し気になってしまい残念な所)

人間の意識が残ると目が赤くなるってのも視覚的に分かりやすくて良かったな。
ラストの、打ち切り漫画みたいな展開で終わるのも嫌いじゃないし、エンドロールのNGシーンも好き!

それぞれのキャラ立ちもしていて良かった。
(序盤に出てた、主人公の相棒のメキシコ系の人とか好きだったなぁ。)
イコウワイスのキャラの妹さんはもっと活躍して欲しかった…
地下鉄の車掌さんめちゃ可愛いなと思ってたら、あんな最後まで(しかもめちゃくちゃ銃使って戦ってたし)残るキャラだとは思わなかった。
地下から逃げるところで、女性警察官が転んで手を貸した男性が崩れてきた天井に押しつぶされてしまったシーンは、市民を守る警察官なのにその市民に守られて相手を死なせてしまったことへのショックが伝わる良いシーンでした。

しかし、1回くらい出産に立ち会ったくらいで見知らぬ妊婦の分娩を手伝えるものなのか?
イクメンどころの話じゃねーな。
嫁が妊娠中なので、妊婦の遺体ゴロゴロシーンはかなりキツかったです。

あとはもう、ヤヤンルヒアンとイコウワイスの肉弾戦ですよ。
ヤヤンルヒアンなんて全くキャラの掘り下げないくせに最後は主力だし、めちゃくちゃ四肢もがれてるし、てゆうかポスターにがっつり載ってるしな。
腹撃たれてヨタヨタ歩きなのに、戦い出した時の身のこなしの無敵感たらない。
思わずニヤケてしまうくらいカッコ良かった。
イコウワイスはナイフの格闘がほんとカッコ良かった!
途中主人公からエイリアンの武器貰ってたけど、ナイフの方がいいよ絶対!って思ったくらい。
まあそのエイリアンの武器も主人公より使いこなしていてウケましたが。
3人で連携して敵を倒すシーンも熱かった!!
次作は地球防衛軍がシラット必修になっていて、バーフバリの肉弾攻城戦ばりに敵戦艦に突っ込んで、館内でシラット無双。
さらに巨大人型ロボットが大暴れして最後は残りのエネルギーを全て込めたファイナルシラットファイヤーで敵の本拠地ぶっ壊して締め!!!!!

何にせよ、フィルマークスは早くキャストにヤヤンルヒアンを入れることをお勧めします。
てか入れろ。
ハゲムボン

ハゲムボン