下らねぇ―と笑って済ませられるリアル駄作
モスクワ銀行強盗、その時の主役の登場の仕方が古臭いヒーロー物風でまず失笑。しかし、やたらガタイがいいのに顔が小さいというレッドキング的風体と、あっという間の強盗グループ殺害・事件解決の手際に結構ワクワク。
そんな彼がアメリカカリフォルニアでのロシア女子連続殺人事件解決の切り札としてロシアから出向。この設定自体がまずありえないが半分色物気分で展開がどうなるか興味津々。
ところが、アメリカでの彼は最初のチンピラ銃殺を除けば殆ど借りてきた大人しい猫状態。
それに犯人が登場人物的に内部犯行っぽいなと容易に視聴者が気づいてしまうという幼稚なシナリオ。
ラストは「何じゃ、そりゃー・・・」な落ち。もうこれ以上は申しますまい。笑
でもバイオレンス場面がグロでもリアルな疑似痛覚が生じるような描写ではなかったし、ロシア刑事(デカ)要らなかったんじゃないの? と思いはしたが、別に腹が立つほどではなかったし、要は気楽に見流し「下らねぇ―」と苦笑いするだけで済んだので、この作品のことはすぐ忘れることにしたい。
総評0.5
002011