ボロロボ

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男のボロロボのレビュー・感想・評価

3.8
テニスはやったことありませんが、ボルグとマッケンロー、これにコナーズ、レンドル、イワニセビッチ、ベッカー、アガシが加わると思い出のテニススーパースターが勢揃いだと思うワタクシ。そんなオジサンにとって、ボルグとマッケンローが題材の映画が観られるなんて感無量。

随分シュッとしたボルグと、クリクリおめめが可愛らしいマッケンローでしたが、氷の男と悪童を見事に演じきってました。

二人の幼少期については全然知らなかったのですが、両方共に正直意外。まるで合わせ鏡のように対称的に成長していって、プロテニスプレーヤーとして交わるのですから運命とは不思議なもの。双方共周囲から理解されにくい天才肌で、孤独であり、それでも最大の理解者がいてくれて、本人の意思に関わらず世間の注目を浴びまくり、メディアのネタにされる。だからこそ、お互いを評価し、直感的にわかりあえるのでしょうね。ラストの空港のシーンはとても印象的でした。

熱いハートを隠し持つボルグ。
計算ずくの悪童マッケンロー。
一見全然違うように見えて、とてもよく似ている二人。
そりゃあ後年仲良しになるわけです。

マッケンローが、ダブルスパートナーのフレミングと対戦する直前、口きかなかったのには笑いました。

ご本人たちは揃ってこの作品を「フィクションだ」と評してますので、どこまでが事実でどこからが創作なのか気になりますが、ドラマとしては面白かったです。
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