WOWOWにて。
ふいに見出し、いや、これが面白かった。
キリアンマーフィーがなんでテンパってるのか? という冒頭のハテナが明らかになるストーリーもさることながら、
こんなパーティー、つまらねー!
出たくねー!
という、ホントつまらないホームパーティーなんだわこれが。笑。褒めてますよ。ちなみにこの「パーティー」は「政党」とも掛かっている。
この映画唯一の欠点を挙げるなら、修羅場はたしかなのだが、あの夫が妻に
「オレは全て知っているんだよ」
(知ってて君を泳がしている)
というダメ押しの修羅場が最後にオレは見たかった。
これがないのはなぜだ?と思った先は「そうか、女性監督か」という感慨だったね。どうしても妻を立てたいのさ。わかるよ、わかるわかる。
サリーポッター。
さらっと、ユーモラスで上質なコメディをこんな低予算の中で作れるお人。60分て尺もいい。
個人的に一気にリマーカブルな映画作家となった。そんなわけで後日新作「選ばなかったみち」を劇場で観ることになる。