ヴィンス・ボーンが妊娠中の妻を人質にされた囚人を演じる刑務所ヴァイオレンス物。邦題は不評みたいですがこのB級っぽさがむしろ好きです。
個人的には豊田真由子元議員の「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうかッ！」的な血管ブチギレ豪快ヴァイオレンスを期待したのですが割と大人しめで刑務所に入るまでと目標の囚人達をやっつけるまでが長く、あまりメリハリのない淡々とした作風はイマイチかなと思う一方でどんどん劣悪な環境になっていく牢獄と共にタメとしての効果も担っているように感じ、作り物っぽさが有るものの終盤の頭が潰れたり顔が削られたり首が飛んだりの濃い目の描写にはカタルシスが。
BGMは少な目ですがオージェイズをはじめとする渋めのソウルミュージックが70年代B級アクション的雰囲気を醸し出しており、ドン・ジョンソンやウド・キアーといったベテラン勢も登場。
