結局、こういう話は、辻褄が合ってしまえば、それこそ陳腐になってしまいますし、何となく感じることがあればそれでいいとは思いますが、ただ、問題なのは、この映画、そもそも「吉野」じゃなくてもいいんじゃないの? と思えることです。
ところどころで智やジャンヌに意味ありげな台詞を言わせてみたり、千年に関連させて唐突に素数の話を持ち出してみたり、おそらく、河瀬直美監督には、それなりになにかメッセージ的な思いがあるのでしょう。
ただ、それは本当に「吉野」から感じていることですか? と問いたいですね。
http://www.movieimpressions.com/entry/2018/06/15/125017