リリィ

V.I.P. 修羅の獣たちのリリィのネタバレレビュー・内容・結末

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

これぞ韓国ノワール

徹底した残虐描写。
この犯人の残忍性を徹底的に描いているところが
非凡な作品たらしめていると思う。

ストーリーが段々と絡み合って
太くなっていくダイナミックな展開、
予想を裏切る展開も2つ3つ、
プロローグとエピローグで挟む構成、
素晴らしい。

憎たらしい犯人の反動で
肩入れしたいと思う登場人物が
次々と退場



銃を奪った後のキム・グァンイル
人差し指ちょいちょいは
絶対にブラックレインの松田優作でしょ

そういえば、
怒りが収まらないチェ・イドがデスクをひっくり返す様子は
同じくブラックレインのマイケルダグラス
監督好きなのかな


無口で微笑むだけの態度は
本当に完璧な悪役だったが
最後の最後、香港のホテルで撃たれたところ以降の演技が唯一残念。。。

目に光の無くなったチャン•ドンゴン
もっと痛めつけて欲しかった。
けどそこが紳士的なキャラクターか


とはいえ、ずっしりと良かった。
「新しき世界」より好きかも
パク・フンジョン監督追いかけよう
リリィ

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