えちぜん

判決、ふたつの希望のえちぜんのレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
4.0
重量級を想像してたら、スピードある展開、動的なカメラワーク、白熱する法廷劇で、圧倒的なエンタメ作品だった。

個人の裁判が民族同士の対立へと燃え広がる一方で、最終的には当人同士の融和に希望を感じる。対立とは「国」「民族」「人種」などカテゴライズされた見方から始まるけれど、そこを「個人」として向き合ったとき、「なんや、こいつも笑ったり苦労してたりするやん」という共感が生まれ、歩み寄ることができる。映画としては定番の語りだし、みーんな分かってることなんですけどね、世界ではこれが終わらない( ̄▽ ̄)

そんな社会派、政治、民族対立などヘビーなテーマを娯楽作品で包み込んでしまう手腕。制作や出演がハリウッドなら商業映画になりうるくらいに見やすいので、身構えてる方は是非🎵
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