このレビューはネタバレを含みます
どうしてこんなにもフリダの気持ちが分かってしまうんだ。
新しい父母となった叔父夫婦を試したり、
欲しいものを持ってるアナに嫉妬してとても酷いことをしたり、
人形はみんなが自分を好きだからくれたのだと宣言したり。
だけどどんなに明るく受け入れられたって、1人でぽつんといる時の、少し丸まった肩が、寂しいって叫んでいるようで。
家出から戻ってきた後、母にベッドで包まれて寝て、きっとフリダは覚悟を決めたんだ。
だから青いパジャマも自分のだって受け入れた。
ベッドではしゃぐ2人が幸せの象徴のようだった。
でも、そんな中泣き出したフリダはきっと初めて向き合った。
母親にさよならすること。
そして彼らと家族になること。
しかし、これは本当に映画なの?ドキュメンタリーとかではなくて?
彼らはただ会話してあるのではなく、台詞を話してるの?
カット、って声がかかったりしているの?
演技力(というのかこの場合?)が凄過ぎるのか、ナチュラル感が半端なくて、ここまで映画っぽさがないのは初めてかもしれない。
総じて褒め言葉なのだけれど、特にフリダとアナ役の子達は天才なのではないかと思う。