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悲しみに、こんにちはのqのレビュー・感想・評価

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)
4.6
2021年64本目
めちゃくちゃ良かった…
ずっと泣いてた

ママがいなくなったさみしさとまだ向き合えないまま居心地の悪さと、アナへの嫉妬をかかえながら、強がったり、気持ちを紛らわしたり、他力本願になったり、わがままになったり
そうやって少しずつ咀嚼して消化して
最終的にちゃんとその思いに気付くことができてほんとうによかった
なんてことのない幸せだと思える瞬間が来てようやくその悲しみに気づくことができたんだね

肺炎で亡くなったってシーンでん?と思ってたらケガのシーンで気づいたんだけど
恐らくフリダのママはエイズで亡くなったんだろうな
フリダはなんともなくて本当によかった

もちろんフリダの置かれた状況は仕方のないことではあるけれど
ママが病気だったからバルセロナでおじいちゃんおばあちゃん、おばさんみんなに甘やかされてたのだろう
だからフリダがアナのこと傷つけるのみて自分のこと思い出した
こどもって無邪気に傷つけるんだよなって
フリダのことで意地悪だった従姉妹のことを、アナがおばあちゃんのことを「フリダのおばあちゃん」って言っているのを聞いて自分の祖母との関係ともめちゃくちゃ重なってどきっとした
いじめられても、ひどいことされても、フリダのこと好きよっていうあのことば、おねえちゃんみたいに慕って真似して後をついていくあれね、、
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