母を失った少女フリダは叔母家族の家に。
叔父も叔母も優しく、歳下のいとこも遊び相手ができたとフリダに懐いているが、フリダには母を失ったことによる心の穴が空いていた。
全編手持ち撮影によりまるでドキュメンタリーのように少女に寄り添う映画。
淡々と優しく少女を包み込み、ヤンチャでわがままなフリダの時折見せる虚空を見つめる哀しい顔。
わかる、わかるぞその顔。
楽しいはずなのに悲しくなるその気持ち。
誰もが経験したことあるだろう忘れてしまった幼い頃の気持ち、そして恐らく今でも感じるであろう理由不明な哀しさ。
ラストの為に全てがあるかのような映画でしたね。
