Ash国立ホラー大学院卒論執筆

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのAsh国立ホラー大学院卒論執筆のレビュー・感想・評価

4.2
【株価下落食い止め大作戦】

今回の悪のガジェット使い(スパイディの敵はだいたい悪のガジェット使い)は、パワー系(サム・ライミ版、アメスパ、ホムカミでは全てパワー系だった)ではなく幻惑系の旦那。
なので、ストーリー展開や戦闘がいつもと雰囲気が違って新鮮味がある。あの悪趣味とも言えるシーンは、まるで風邪の時に見る悪夢だよ、、

こういうスパイディ映画らしからぬ超展開は、『エンドゲーム』で上がり過ぎた株を降下させまいとする必死さを感じるな。でもこんなところがMARVEL映画班のいい所だと思う。あくまでファンの期待に応えようとする感じね。DCさんは……どうだか^^;

ラストはスパイディ史上最大のバットエンド…!?ミステリオの仕掛け(ある意味ではスパイダーマンにとっての試金石)が今後どう働くのか楽しみでなりませんな。あの『インフィニティウォー』や『エンドゲーム』の後でも実験的なことやってしまうMCUの男っぷりに、もう虜ですわ^^;



P.S.
個人的にスパイダーマンが日本で人気なのって怪盗キッドみたいだからじゃないかと思う。
高校生として裏の顔(義賊・ヒーロー)があり、同級生にそれを隠している。そして時には、日常的な危機を脱するために同級生に対しても術・技を使う…とか。でも怪盗キッドは、"MJ枠の子がキッドの宿敵の警部の娘"って部分が設定勝ちしてるな。