Hiro

共犯者たちのHiroのネタバレレビュー・内容・結末

共犯者たち(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

政治権力の手下となった韓国の二大テレビ局(MBS、KBS)が如何に偏向・誤った報道を繰り返し、糺そうとする記者やプロデューサー達を解雇・左遷した様を、解雇された側から描くドキュメント。まぁ酷い現実、これが民主国家なのか…と言いたくなる。権力を得た者達が、政権が移行してもその座に君臨している、というのが何とも歯痒い。権力者にとってマスコミ操作は魅力的なのでしょうね。これに比べたらまだ日本はマシだと思えてくる。
最後まで面白く見たが、権力側の言い分が殆ど撮れていないのが気になった。見方によっては労使間の闘争録みたいな狭い感想も浮かんでくる。それは、本当のワル(政権側の人間)が殆ど出てこないから。新聞はどうだったのだろう?所詮はテレビの話?みたいな疑問もある。ま、私の前知識が無いのが原因なのかもしれないが…
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